運動で治る?側弯症の運動療法について

・日本での側湾症の治療について

正面から見て背骨が横に曲がっている側弯症ですが、その多くは原因がハッキリしていないというのが現状です。

日本での側弯症の治療方法は、定期検診で経過の様子を診る保存療法、装具を装着して症状の進行を遅らせる方法、保存療法や装具で対応できない重度の場合は手術が検討されるというのが一般的です。

側弯症で悩んでいる人のなかには、側弯症について情報を集めていて運動療法というのを目にしたことがある人もいると思います。先ほども紹介したように日本では保存療法の他には手術や装具をつけるというのが一般的で運動療法が処方されることはありません。

その理由は、日本では運動療法によって側弯症が改善することができるという科学的根拠がないとされているからです。科学的根拠があると証明されていないので、仮に運動療法を行うとしても保険は適用されないというのが日本における現状なのです。

海外ではドイツがシュロス法という運動療法が確立されていて、側弯症の治療の際に用いられています。(保険も適用されます。)現在ではヨーロッパやアメリカ、韓国などでもこのシュロス法が行われています。

・側弯症の運動療法について

このように日本ではまだ科学的に根拠がないと言われている運動療法ですが、やっても意味がないというわけではありません。

運動療法を行うことで背骨の曲がりが改善されるということがハッキリと期待できないとしても、痛みを軽減することができたり、筋力の低下を防いだり、可動域が狭くなるのを予防することができたりすることはじゅうぶんに期待できます。

では具体的に運動療法はどのようなことが行われるかというと、筋力強化やストレッチが行われます。

側弯症左右どちらかに背骨が曲がっている状態なので、正面から見ると凹凸がある状態になります。

その凸の部分は筋が伸びきった状態が続くことになってしまうことで筋力が低下します。そこで、筋力低下を防ぐための筋力強化のトレーニングが有効になります。

一方凹の部分は筋が縮こまったままの状態が続く状態になってしまうことで、伸縮性が失われてしまいます。そこで、ストレッチをして伸縮性が失われるのを防ぐことが有効になります。

このように側弯症による身体への悪影響となるものを運動療法によって予防、改善することが期待できます。また、筋力の低下や伸縮性の低下で身体バランスが崩れ、それが原因となって身体の痛みが生じることがありますが、運動療法によってそういった痛みも予防、改善することが期待できます。

側弯症の名医福辻鋭記氏による治療法って効果あり?効果なし?

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